良く切れる包丁の条件は?選ぶときに見るべきポイント

包丁の選び方

良く切れる包丁の条件を知っていますか?

見極める基準として「包丁の値段」ももちろん参考になるんですが、高価な包丁には当然それなりの理由があります。

 

包丁に使われている鋼材など、その特徴を知ることで、あなたも納得して包丁を選ぶことができるはずです。

ここでは、よく切れる包丁の条件や特徴を紹介します!

良く切れる包丁の条件とは?

良く切れる包丁の条件ですが、まずはおおよその値段別にザックリと感覚をお伝えしますね。

  • 2,000円前後・・・まあ切れる
  • 5,000円前後・・・そこそこ切れる
  • 10,000円以上・・・めちゃくちゃ切れる

包丁は値段がピンキリです。

高いものだと普通に5万円を超えるものまでありますが、一般家庭で使う分にはおよそこの3パターンに分かれてくると思います。

安い包丁でも切れないことはない

ホームセンターなんかで売ってる安い包丁は、2,000円~5,000円くらいでも購入できますよね。

最近の包丁は、この価格帯でも食材を切るには十分の切れ味があります。

 

むしろ、このクラスの包丁しか使ったことがない方にとってはこれが普通ででしょう。

正直不満に思うこともないのかもしれません(笑)

 

ただ、さすがによく切れる包丁だとは言えませんね…。

1万円を超える包丁はさすがによく切れる

1万円を超える包丁だとさすがによく切れます。

食材やまな板の食いつきも全然違いますし、一回この切れ味に慣れてしまうと安物の包丁にはなかなか戻ることができないと思います。

 

いろんな包丁を使ってきましたが、「値段と切れ味は比例する」というのはどうしても感じてしまいますね。

よく切れる包丁が欲しいなら、ある程度のお値段は覚悟しなければなりません。

 

ちなみに僕が使ってる一番良い包丁が4万円くらいしたんですが、さすがに切れ味良いですね(笑)

出刃包丁と柳刃包丁も1万円以上してますがこのあたりは間違いないです。

良く切れる包丁は鋼材の種類で決まる

ここからは良く切れる包丁の特徴を詳しく見てみましょう。

 

まず、包丁の切れ味を大きく左右するのは「鋼材」です。

使われている鋼材で、よく切れる包丁かそうでない包丁なのかが決まります。

包丁に使われている鋼材を知ろう

まず包丁に使われている鋼材の種類を整理しておくと…。

代表的なのがこちらの3種類。

  1. ステンレス
  2. セラミック

といっても、よく切れる包丁が欲しいのであれば、基本的に「鋼」か「ステンレス」の2択に絞られます。

最近のセラミックはかなり切れ味が良くなっているので十分使えるんですが、鋼とステンレスの良い包丁を使かっちゃうとね…。

 

ちなみに、一般家庭で使う三徳包丁であれば、多くの方がステンレスを選ぶことになるでしょう。

(出刃包丁なんかだと、最初から刃こぼれするのが分かっているので、研ぎやすい鋼を選ぶこともあります)

 

3つの鋼材の性能比較は、下記の記事にて詳しく解説してあるので参考にしてみて下さい。

同じステンレスにも種類がある

上記で大まかな種類を確認しましたが、複雑なことに、それぞれの鋼材もさらに複数の種類があるんです…。

同じステンレスなのに値段が違うのにはそういった理由があります。

 

これを一つずつ紹介するとキリがないんですが、「V金10号」「銀1」「銀3」と呼ばれる規格は良いステンレス鋼として有名ですね。

包丁を購入するときは規格を調べてみると特徴が分かるのでおすすめです。

 

あとは「粉末ハイス鋼」という硬度の高い鋼材も良く切れる包丁として人気があります。

ダマスカス包丁が良く切れるとは限らないので注意

ちなみに、よく切れる包丁の代名詞である「ダマスカス包丁」ですが、これもちょっと注意が必要です。

「ダマスカス=よく切れる」なんて思われがちですが、すべてがそうとは限りません。

 

というのも、現在のダマスカス鋼は昔と違い「鋼の表面をステンレスで加工したもの」など、複数の金属を積み重ねた「積層鋼」なんですよ。

かつて刀なんかにも使われたダマスカス鋼は、現在は再現できないといわれています。

 

下記の記事でも詳しく紹介してるんですが、ダマスカス特有の模様を浮かび上がらせているだけで、実際使っている鋼は…。なんてこともあります。

 

安価なダマスカス包丁は気を付けた方が良いかもしれませんね。

ダマスカス包丁だからよく切れると決めつけるのは早計です。

 

こんなところに注意しつつ、よく切れる包丁を選んでみてください。

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