今回紹介する包丁はMisono(ミソノ)のUX10。
ミソノは料理人の間では有名な包丁メーカーなんですが、一般の方で知ってる人は少ないかもしれませんね。
業界でも包丁のみを扱っている数少ないメーカーで、「シェフが愛用する包丁」としても紹介されることの多い包丁なんですよ。
正にプロ用の包丁というわけです。
Misono(ミソノ)はプロの料理人が愛用する包丁メーカー
Misono(ミソノ)は、日本一の包丁産地である岐阜県関市に工場を構える包丁メーカーです。
ちなみに、当サイトではいろんな包丁メーカーを紹介してきましたが、実は包丁のみを扱ってるお店って少ないんですよ。
キッチン用品全般を販売しているお店が多いかと思います。
そんな中、ミソノは包丁一筋でやっているメーカーなんですよ。
しかも「プロ用の包丁」に重きを置いています。
だから他の包丁メーカーと比べて、一般の方に知られていないというわけですね。
ミソノはプロ向けに作られた包丁を販売している
ミソノの包丁は、プロ向け・業務用の包丁を専門に扱っているので、種類が少なくデザイン性も良い意味で普通といった感じです。
無駄なところにお金をかけずに、性能を重視したのがミソノの包丁となります。
全部で7シリーズです。
- UX10シリーズ
- 440シリーズ
- 440PHシリーズ
- モリブデン鋼シリーズ
- EUカーボン鋼シリーズ
- パフォーマンスシリーズ特殊用途包丁
- 果物ナイフ、砥石
ちなみにプロ向けの包丁なのでサイズは長め。
これまで150~160mmくらいの長さの包丁を使っていた方には長く感じるかもしれませんが、使っていればすぐになれるのでご心配なく。
(シリーズごとに長さのラインナップが若干異なります)
ミソノのおすすめ包丁
それではミソノのおすすめ包丁を紹介します。
家庭でプロ仕様の包丁を使ってみたいという人におすすめのシリーズです。
UX10シリーズ以外の代表シリーズも合わせてご覧ください。
Misono(ミソノ)UX10シリーズ
まずは、ミソノの包丁の中でも最高位に位置する「UX10シリーズ」です。
高純度ピュアステンレス特殊鋼が使われているんですが、これは高級な炭素鋼と同じクラスの硬度(HRC59~60)を誇ります。
つまりステンレス包丁でありながら、鋼の包丁並の切れ味を持つということです。
また、こうした硬度の高い鋼材を使った包丁は研ぎにくいといわれるんですが、UX10シリーズは研ぎやすさも兼ね備えていると評判も高い。
ステンレスの包丁で「切れ味」と「研ぎやすさ」を兼ね備えているのはすごいことなんですよ。
長く使う方にとって包丁研ぎは欠かせないので結構重要な要素です。
プロが使う包丁が欲しい人におすすめの包丁。
Misono(ミソノ)440シリーズ
440シリーズは上記で紹介したUX10シリーズの下位シリーズとなります。
といっても値段は1万円くらいしているので、家庭用としては十分素晴らしい性能ですよ。
イメージとしてはプロの料理人の卵が最初に購入する包丁といった感じでしょうか。
一般的にステンレス包丁に使われる13クロムステンレス鋼よりも錆びにくくて粘り強い16クロムステンレス鋼が使われています。
ミソノの包丁はいわばプロ仕様の業務用なので、他のメーカーの商品と比べると性能の割に値段が安いというのが特徴です。
デザイン性を問わず、同じ1万円位の包丁を購入するなら、ミソノの440シリーズもおすすめですよ。
Misono(ミソノ)モリブデン鋼シリーズ
もう少し費用を抑えたいという方は、ミソノの「モリブデン鋼シリーズ」がおすすめ。
こちらは通常の13クロムステンレス鋼ですが、モリブデン鋼を加えることにより切れ味を上げています。
モリブデン鋼につきましては下記の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
鋼材の硬度が低い分研ぎやすさはあるので、一般家庭で使うのにもおすすめでしょう。
こちらもコスパの良い包丁だと思いますよ。
ミソノの包丁は「UX10」と「440」のどっちがおすすめ?
ミソノのプロ仕様の包丁が欲しいという方は、「UX10シリーズ」と「440シリーズ」の2択で迷うでしょう。
それぞれの特徴は上記で紹介した通りです。
正直なところ値段を見てどちらが良いか判断してもらうしかないんですが、料理好きからするとやっぱりUX10シリーズにあこがれますよね。
とはいえ、家庭用の包丁としては440シリーズでも十分に満足できるレベルの包丁です。切れ味が気になることはないでしょう。
正直もっと高価な包丁ならいくらでもあるのですが、ミソノの包丁の魅力はやはりプロ向けに販売に特化しているからこそのコスパの良さです。
同じ価格帯の包丁と比べると素晴らしい切れ味と性能を誇ります。
デザイン性を重視しない方にとっては非常におすすめの包丁ですね。