ここではおすすめのパン切り包丁を紹介します。
実はパン切り包丁にもいくつか種類があり、パンの種類によって切りやすさが変わってきたりするんですよ。
そんなところも踏まえ、おすすめのパン切り包丁や選び方を解説していきたいと思います。
おすすめのパン切り包丁まとめ
まずは手っ取り早く人気のおすすめパン切り包丁を紹介します。
パンを切る頻度は三徳包丁と比べ高くはありませんから、安価な商品を選ぶ方が多いです。
そもそも、三徳包丁のような高価な商品がほとんど存在しないのが、パン切り包丁の特徴であったりもするんですけどね。
下村工業 パンスライサー 225mm ヴェルダン OVD-17
Amazonや楽天のショップで人気ナンバーワンのパン切り包丁である「ヴェルダン OVD-17」。
ステンレス一体型構造で、刃にはモリブデン鋼という強度と粘り強さのあるステンレス鋼が使用されています。
サイズは22.5cmと扱いやすく、食洗器で洗うこともできるため管理も楽です。
安価に手に入るパン切り包丁なので、使用頻度がそれほど高くないという方にもおすすめの1本。
通常はステンレス一体型構造のパン切り包丁なんですが、カラーを選択すると柄の素材がポリプロピレンに変更されるので選ぶ際は注意しましょう。
TH 平刃 スライサー 26cm
数少ない平刃のパン切り包丁「TH平刃スライサー」。
後ほど詳しく解説しますが、平刃のパン切り包丁は柔らかいパンを切ることに特化した包丁で、例えば食パンを切るときなんかに重宝するんですよ。
最初から食パンのような柔らかいパンしか切る予定がないという方は、平刃のパン切り包丁を選ぶことをおすすめします。
TH平刃スライサーは長さも数種類あるので、自分の好きなサイズを選択できるのがありがたいです。
パン切り包丁の刃には2種類の形状がある
ここからは、パン切り包丁の特徴について詳しく見ていきたいと思います。
ネットでパン切り包丁を選ぶ際の参考にしてみてください。
まずはパン切り包丁の種類ですね。
多くの方が「ギザギザの刃」を想像すると思いますが、実は刃の付き方は大きく2種類に分けられます。
- 波刃(刃がギザギザ)のパン切り包丁
- 平刃(刃が真っ直ぐ)のパン切り包丁
実は波刃だけでなく、平刃のパン切り包丁も存在するんです。
細かくいうと、この2つが組み合わさったタイプもあるんですが…。ギザギザの深さも商品によって様々です。
それでは、両者の特徴を見てみましょう。
1、波刃(ギザギザ)パン切り包丁の特徴
波刃のパン切り包丁は、いわゆるパン切り包丁といった感じの見た目をしてます。
みなさんが1番に想像するだけあって、どんな種類のパンにも対応できる万能パン切り包丁です。
パン切り包丁を購入する方の多くは、この波刃タイプを選ぶことになるでしょう。
食パンからフランスパンまで…。硬いパンも柔らかいパンも切ることができるので、最初の1本としてもおすすめですね。
しいて弱点を挙げるとすれば、自分で研ぐのが難しいことくらい。研ぎ直しは専門のお店にお願いする必要があります…。
といっても、パン切り包丁は使う頻度も少ないですし、よっぽど硬いものを切らない限りほとんど研がなくても切れ味が持続するのでご安心ください。
2、平刃(真っ直ぐ)パン切り包丁の特徴
文字通り刃が真っ直ぐなのが特徴です。
平刃のパン切り包丁は、食パンやスポンジケーキなど、柔らかいパンを切るのが得意な包丁ですね。
ちなみに波刃の中でも、ギザギザが緩やかなほど柔らかいパンが切りやすく、硬いパンが切り辛くなります。
つまり波刃は、パン切り包丁の中でも柔らかいパンを切るのに特化した包丁ということです。
「食パンしか切る予定ないよ」なんて方は平刃を選ぶのがおすすめ。
研ぎ直しも簡単にできますしね。
波刃のパン切り包丁は研ぎ直しが難しいけど…
ちょうど、研ぎ直しのしやすさの違いの話をしましたが…。
波刃のパン切り包丁は自分で研ぐことができません。
三徳包丁や出刃包丁は、家庭でも砥石やシャープナーを使って自分で研ぐことができますが、パン切り包丁はそう簡単にはいきませんよね。
こう聞くと、波刃より平刃を買った方が良いように思えるかもしれませんが、パン切り包丁はめったに研ぐ必要はないです。
研げないからという理由で平刃のパン切り包丁を選ぶ必要はないでしょう。
食パンやケーキのような柔らかいパンしか切らない場合を除いては、基本的に波刃を選んでおけば間違いありませんよ。
パン切り包丁の上手な選び方
波刃と平刃の選び方は上記で紹介した通り。
ここからは、その他購入時にチェックしておきたいポイントを紹介します。
チェックポイントは2つです。
1、材質は硬度の高いステンレスがおすすめ
まずは材質。
パン切り包丁は多くが「ステンレス」ですが、中にはセラミックの商品も存在します。
よっぽど理由がない限りステンレスを選ぶことになると思いますが、中でも「ステンレス一体構造」の包丁はメンテナンスが楽でおすすめですね。
さらに細かいことをいえば、研ぎ直しができない分「切れ味の持続性」にこだわって選ぶと良いでしょう。
ステンレスの中でも硬度(HRC)の高い材質を選ぶことで、切れ味とその持続性ともに期待できます。
使う頻度が高い方はステンレスの硬度までチェックしておきたいところ。
2、長さは20cm以上を選ぶのがおすすめ
続いては長さ。
パン切り包丁は比較的長めのサイズを選ぶのが良いですね。
というのも、パンを上手に切るためには包丁の動かし方も重要で、包丁を大きく前後に動かしながら切る必要があるからです。
小刻みに動かすよりも、長い刃を利用して大きく動かした方が綺麗な断面に仕上がります。
ここは柳刃包丁とも似てますね。
具体的なサイズとしては20cm以上を目安にすると良いでしょう。
といっても長ければ良いというものでもなく、30cmを超えたあたりから置き場所に困るようになってくるので気を付けましょうね(笑)
電動包丁もパン切り包丁としておすすめ
最後におまけ知識ですが、ちょっと変わったパン切り包丁として「電動包丁」というのもあったりします。
パンを筆頭に、柔らかくて断面が崩れやすい食材を切るための包丁ですね。
サンドイッチのような、いろんな食材が一体化した料理も非常に綺麗に切り分けることができるという優れもの。
意外といろんな用途に使えて面白いです。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
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