ここでは八角を刺身で美味しく食べるための注意点を紹介します。
見た目が特徴的な魚ですが、意外と捌くのが簡単で、刺身での味も絶品なんですよ。
最近はスーパーでもよく並んでいるので、ぜひチャレンジしてみてください。
八角の捌き方は意外と簡単です
ちなみに今回の八角はスーパーで一匹150円でした。
サイズはちょっと小さめですが、それでも破格の安さだと思います。(以前購入したのは一匹800円してました…)
とはいえこんな見た目をしてるので、美味しさを知らない人はなかなか買ってみようとは思わないんですよね。
興味を持っても、捌くのに抵抗がある人が多いと思います。
でも実は八角って、初心者でも捌きやすい部類の魚なんですよ。
手順を詳しくまとめてみますね。
八角の捌き方手順
捌き方の手順を簡単にまとめるとこうです。
- 頭を切り落とし、内臓を取り出す
- 「背びれ」と「腹びれ」を皮ごとそぎおとす
- 皮をむく
- 大名おろし
- 腹骨をすく
- 好きなようにカット
頭を落として内臓を取り出すまでは、一般的な魚の捌き方と同じ。
特徴的なのは皮の向き方です。
八角の皮は、背中側と腹側を包丁を使ってそぎ落とすことで、あとは簡単に手を使って皮をむくことができます。
皮が硬いのでべりべりと簡単に剥がせるんですよ。
ここまでやればあとは三枚おろしするだけです。
このタイプの魚は「大名おろし」が簡単ですね。
なかなかイメージがわかない方はこちらも参考にしてみてください。
詳しくまとめてあります。
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今回使った出刃包丁と柳刃包丁
今回は「出刃包丁」と「柳刃包丁」を使って捌きました。
いつもと同じく「堺味正作 本霞白鋼」です。
八角は皮がゴツゴツしているので包丁の刃が通りにくいですが、今回紹介した捌き方なら、頭を落とすとき以外は普通の包丁で問題なく捌けると思います。
三徳包丁や牛刀で捌く方は、頭を落とすときだけ注意してくださいね。
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八角の刺身を美味しく食べるための注意点
ここからは、八角の刺身を美味しく食べるための注意点を紹介していきます。
刺身でいただくときはこのポイントに気を付けてみてください。
内臓周辺の身は切り落とした方が良い
ここが一番大切なんですが、内臓周辺の身はガッツリと切り落とすことをおすすめします。
ちょうど三枚におろしたときの「腹骨周り」の身なんですが、黒のような緑のような色になっている場合は臭みが移っていることが多いです。
脂のある部分ですが正直食べられたものではありせん。
腹骨をすくというよりも、身ごと一緒に切り捨てちゃってください。
小骨が気にならないように刺身用にカット
普通の魚であれば、三枚おろししたあと中骨を取る必要があります。
しかし八角は骨が細かいので、取り除かなくてもそのまま食べることができるんです。
ただ、骨が気になる方は鱧のように骨切りすることをおすすめします。
あとは薄造りのように薄く切るだけでも、かなり骨が気にならなくなります。
八角を刺身で食べるときはこの2点を気を付けるだけで美味しく食べられますよ。