こんにちは!家飲みブロガーのりょう(Twitter)です。
ここでは毛ガニの捌き方を解説します。
カニは包丁を使うことなくハサミだけで簡単に捌くことが可能。サイズの大きな堅蟹でも十分に捌けます。
毛ガニの上手な解凍法から捌き方を手順を追って解説していきます。
毛ガニを買ってきた時はこちらを参考に捌いてみてください。
ちなみに今回はカニ酢、カニ味噌和え、軍艦巻き、甲羅酒でいただきました。
毛ガニの捌き方
こちらが今回捌く毛ガニ。大きいですよね。
通常毛ガニは400g前後の若蟹が流通しているんですが、こちらは1kgを超える堅蟹と呼ばれる高級ランクの毛ガニ。
さっぽろ朝市「高水」というお店で購入できます。
それでは毛ガニの捌き方を手順に沿って見ていきましょう。
1、毛ガニを解凍する
毛ガニが冷凍されている場合は解凍処理からです。
表面の氷(グレース)を水でよく洗い流したら、濡らした新聞紙やキッチンペーパーで覆って冷蔵庫で解凍します。
これは毛ガニの急激な温度変化を防ぐのが目的。パサついたり風味が落ちるのを防ぐための処理です。
だいたい半日~1日くらいで解凍することができます。
2、肩と脚の間にハサミを入れて切り落とす
解凍が終わったらいよいよ毛ガニを捌いていきます。
まずは脚を切り落としましょう。
目安は肩と脚の間の関節です。ここにハサミを入れると簡単に切り落とすことが出来ます。
ちなみにキッチンばさみは各有名包丁メーカーさんより販売されています。
魚を捌く時は包丁よりハサミを使った方が良い場面が度々出てくるので一本持っておくと良いですね。
3、毛ガニのふんどしを取る
ここからは毛ガニの胴体をより細かく捌いていきます。
まずは「ふんどし」を取り外しましょう。
ちょうどお腹側に分かりやすく付いていますよね。手で簡単にむしり取ることができます。
4、甲羅と抱き身を取り離す
続いて「甲羅」と「抱き身」を取り離しましょう。
毛ガニのお尻側から手を使ってパカッと開くイメージ。
ここは少し力がいるので、自分の指や爪を痛めないように注意してください。
カニ味噌がこぼれないように甲羅を下にして開くのもポイント。
甲羅はカニ味噌の受け皿として使うのでこのまま取っておきましょう。
5、エラを取り除く
ここからは抱き身の処理です。
まずはカニのエラ(ペラペラした部分)を取り除きましょう。
ここだけはどうしても食べられない部位。もともと毒があるというわけではありませんが、雑菌が繁殖しやすい部位なので食中毒の危険性も…。
エラの他にも「口元の殻」など明らかに食べられない部分は掃除しておくと良いですね。
6、抱き身を半分に切り味噌を甲羅に移す
抱き身の掃除が出来たらハサミで半分に切ります。
カニ味噌がはいっているのでなるべく零れ落ちないように注意ですね。
こんな感じで抱き身の中にもカニ味噌が詰まっています。
これはスプーンなどを使って取り出しましょう。
適当に甲羅の中に移しておきます。
解凍した毛ガニはドリップ(水分)が出てしまっていることが多いので、好みに応じて水分だけ先に捨てておくのも良いでしょう。
シャビシャビした味噌が嫌いな方は調整してみてください。
これでカニ味噌の取り出しは完了となります。
7、抱き身をハサミで切り開く
上記で2つに切り分けた抱き身は、さらにそれぞれ切り開いて身を取り出します。
写真のように肩の部分に順番にハサミを入れていくことで開くことが可能です。
めちゃくちゃ身が詰まってますね。
これはそのまま食べるのも良しですし、先ほどのカニ味噌と和えて「カニ味噌和え」として食べるのもおすすめです。
8、脚の身を取り出す
最後に脚の身を取り出しましょう。
包丁でスパッと切る人も多いですが、両脇にハサミでラインを入れれば簡単に取り出せます。
こんな感じです。
あとは食べ方に応じて取り出すのも良いですし、このまま盛り付けて各自手でいただくというのもありでしょう。
存分に毛ガニを楽しむとしましょう!
毛ガニは包丁を使わなくてもハサミで十分捌けます
以上が毛ガニの捌き方となります。
ご覧の通り、最終的には「カニ味噌(甲羅)」「抱き身」「手脚」の3つに分けられましたね。
今回捌いたのは「堅蟹」と呼ばれる毛ガニの中でも甲羅の硬いタイプでしたが、それでも十分ハサミで捌くことができました。
一般に流通している若蟹ならもっと簡単に捌くことが出来ると思います。
ちなみにこちらの毛ガニは「カニ味噌和え」「軍艦巻き」「カニ酢」「甲羅酒」で堪能させていただきました。
脚は無難にカニ酢でいただき、抱き身はカニ味噌和えと軍艦巻き。最後に甲羅に熱燗を注ぎ甲羅酒で〆です。
これほど身入りの毛ガニはなかなか食べられませんからね…。最高の晩餐でした。
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