穴あきの包丁って、なんのために穴があいてるんでしょうか?
ここではそんな疑問にお答えすべく、穴あき包丁のメリットとデメリットをまとめました。
包丁選びの参考にしてみてください。
穴あきの包丁を使うメリットとデメリット
包丁に穴があいているのには、一応ちゃんと理由があります。
たんなるデザインであけてるわけじゃないんですよね。
個人的に思うことを中心に、穴あき包丁のメリットとデメリットを紹介したいと思います。
穴あき包丁のメリット
穴あき包丁の一番の特徴は、切った食材が刃につかないことです。
よく言われるのが「キュウリ」を切るとき。
キュウリって薄い輪切りにすると、包丁にくっ付いて切りにくいじゃないですか…。
そこで穴あき包丁を使うと、くっ付かずに切ることができるんですよ。
小さなことですが、この些細なストレスを取り除いてくれるのは、料理するうえで確かにうれしい。
もちろん食材はキュウリに限りません。
穴あき包丁は、主に野菜との相性が良い包丁だと思います。
手際よく食材を切り進めることができるのが、穴あき包丁の魅力です。
穴あき包丁のデメリット
続いて穴あき包丁のデメリットを見てみましょう。
個人的に一番気になるのは、切った食材を乗せて移動させるときに困るところ。
包丁を使って食材を移動させる人は多いと思いますが、穴の大きな包丁だとそれができません。
穴のサイズにもよりますが、正直これだと個人的には不便です。
切った食材がくっつかないといっても、こうなってくると「わざわざ穴あき包丁を買わなくても良いかなー」なんて思います。
実はこの意見、結構多いんですよね。
プロの料理人でも穴あきの包丁を使っている人は少ないですし。
特に最初の1本目を買う時なんかは無理に選ぶ必要はないと思います。
穴ではなく窪みでくっ付かなくなるディンプル加工の包丁
ちなみに、完全な穴あき包丁ではなく、ちょっと窪みの入った包丁もあります。
ディンプル加工なんて呼ばれるんですが、これも切った食材は包丁にくっ付かないようになっています。
最近はどちらかというと、このディンプル加工の包丁の方が人気がありますね。
気になる方はディンプル加工を探してみてください。有名メーカーなら大抵ラインナップがあります。
穴あき包丁が切りやすいというわけではない
最後に勘違いを避けるためにいっておきますが、穴あき包丁やディンプル加工の包丁が切りやすいというわけではありません。
食材がくっ付きにくくなるというだけで、切れ味の良さはまた別の話です。
切れ味が良い包丁が欲しいなら、刃に使われている素材を見極める必要があります。もちろんそれなりの値段になってくるでしょう。
切りやすさを求めて安いディンプル加工の包丁を買って、がっかりされる方も多いので気をつけてくださいね。