包丁研ぎ宅配サービス「ポチスパ」。
ネットでポチッとするだけで、プロの職人さんに包丁の修理や研ぎ直しを依頼できるサービスです。
素人ながら定期的に砥石で研いではいるものの、たまにはプロにしっかりと研ぎ直ししてもらう必要があると思っていました…。
長く使うためには定期メンテナンスが重要ですからね。
そんなわけで今回は、実際にネットで包丁の研ぎ直しをしていただきました!
やはりプロの包丁研ぎは違いましたね…。
普段包丁を研がない人はもちろんですが、自分で研いでる方にも見ていただけたらと思います。
ネットで包丁を修理!包丁研ぎ宅配サービス「ポチスパ」の魅力
今回ネットで包丁の研ぎ直しを依頼したのは、包丁研ぎ宅配サービス「ポチスパ」。
「ふくべ鍛冶」という創業明治41年の鍛冶屋さんが提供しているサービスです。
ふくべ鍛冶4代目の干場さんにその魅力を伺いました。
主なポイントは2つです。
1、包丁の梱包と発送手続きが超簡単
1つ目は、包丁の梱包と発送手続きが簡単なところ。
後ほど詳しく流れを紹介しますが、ネットで依頼するとまず初めに「専用BOX」が届きます。
専用BOXを受け取ったら、付属のガイドに従って包丁を梱包。
あとは郵便ポストに投函して待つのみです。
この通り、こちらで準備することが何一つありません。
刃物の梱包って、正直どうやったら良いか分からない人がほとんどじゃないでしょうか?
実際これはかなり助かりましたね。
2、定額料金で包丁の修理をサポート
そして2つ目は、定額料金で包丁の修理をサポートしてくれるところ。
どんなに錆びていても、欠けていても、同一料金で対応してくれます。
確かに、他の包丁研ぎ直しサービスを見てみると、包丁の状態が悪くなるにつれて料金が上がる仕組みになってるんですよね。
ポチスパなら、送料無料で追加料金も不要です。分かりやすい。
また、ポチスパは包丁の研ぎ直しだけでなく、包丁の修理全般をサポートしてくれます。
- 刃先のカケ直し
- サビ取り
- 包丁の歪み調整
- 柄のクリーニング
- 超音波洗浄 etc
つまり研ぎ直しだけでなく、包丁の修理全般をしてもらえるサービスなんです。
個人的にこうしたサービスは研ぎのみのイメージがあったんですが、これなら普段自分で包丁を研いでいる人であっても、定期メンテナンスとして依頼する価値は大いにあるんじゃないでしょうか。
詳しいサービスや金額はホームページでご確認ください!
実際に「ポチスパ」に包丁の修理を依頼してみた
ここからは、実際にポチスパに包丁の修理を依頼した様子をお見せしたいと思います。
今回は「三徳包丁」「出刃包丁」「柳刃包丁」の計3本の研ぎ直しを依頼。
包丁の修理を考えている方は参考にどうぞ!
1、包丁を専用BOXに梱包して発送
ネットで依頼すると、早速包丁を梱包する専用BOXが届きました。
梱包・発送手順を参考に包丁を詰めていきます。
付属の包丁カバーに入れて梱包。
ちなみに包丁の長さの上限目安は刃渡り24cmです。
僕が使ってる柳刃包丁がちょうど刃渡り24cmなんですが、こんな感じに斜めに入れてピッタリでした。
重量と長さがオーバーしてしまう場合は、無理に入れようとせず、お店に問い合わせて相談するようにしましょう。
2、郵便ポストに投函
梱包が終わったら、付属の「返送用宛名シール」を貼りポストに投函します。
今回は包丁3本でなかなかの重さがあり、ポストに投函するのが怖かったので、郵便局の窓口で直接受け渡しをして来ました。
付属の包丁カバーも丈夫なのでよっぽど大丈夫だと思いますが、心配な方は受付で手渡しするのが良いですね。
3、修理された包丁が届く
数日後…。包丁が帰ってきました!
ガッチリと梱包されてます。
ちなみに、この包丁カバーは「錆び防止保存袋」にもなっているようで、家で保管するときにもそのまま使えます。
こうした細かいサービスも嬉しい!
とまぁこんな感じで、めちゃくちゃ簡単に包丁の研ぎ直しをしてもらうことができました。
ネットの包丁研ぎ直しサービスを使った感想
それではここで、実際に研いでもらった包丁を見てもらいたいと思います。
ビフォーアフター画像でご覧ください。
包丁研ぎ直しbefore
まずはbefore画像。
普段自分で研いではいるものの、ご覧の通り細かい刃こぼれがなかなか直せずにいました…。
研げば切れ味自体は戻るんですが、このまま放置するのはちょっと不安です。
また、水気もしっかり拭き取ってたんですが、小さな錆びが増えてきてたんですよね…。
鋼の包丁の錆びはどうしても避けて通れません。
三徳包丁はかなり長く使ってるものなんですが、ご覧の通り柄がボロボロでした…。
木がめくれ上がっちゃってます。
包丁研ぎ直しafter
そしてこちらがafter画像。
見るからに綺麗になって帰ってきました(笑)
欠けや錆びが完全になくなってるのは言うまでもありませんが、なにより驚いたのが購入時よりも綺麗になってるんですよね。
見てるだけで惚れ惚れする…。
包丁の刃が鏡のようにピカピカ輝いてました。
刃の表面にあった傷も消えてサラサラに。
タオルで水気を拭き取るときの感触が違いました。
そして柄のクリーニングにも驚きました。
どうやら、バフ仕上などで綺麗にしていただいたようです。一瞬木を張り替えたのかと思いました(笑)
交換するしかないと思ってたんですが、ここまで綺麗になるとは…。
正直、そこまで欠けや錆びはない方だった思うんですが、それでも満足できるほどの仕上がりでした。想像以上です。
研ぎ直し以上に、包丁のクリーニングをしてもらえたというのがサービスを受けた感想ですね。
切れ味を復活させる以外の魅力も沢山詰まってました。
自分で包丁を研いでいる人が包丁研ぎを依頼する意味はある?
包丁の修理やメンテナンスをしたい方は、ぜひネットの研ぎ直しサービスを使ってみてください。めちゃくちゃ簡単です。
普段自分で包丁を研いでいる方も、定期的にプロの手で包丁をメンテナンスしてもらうと良いですね。
家で包丁を研ぐとなると、せいぜい「中砥」と「仕上げ砥」を使って手入れすることくらいしかできません。
僕自身、関の鍛冶屋さんで研ぎ方を習ったりもしたんですが、そもそも家庭と鍛冶屋では設備が違います。
ちなみにポチスパでは全9工程で包丁の修理をしてくれるそうですよ。
ただ研ぐだけじゃないというのがポイント。
自分で包丁を研いでる方も、定期的にプロの職人によるメンテナンスを受けることをおすすめします。
【後日談】プロが研ぎ直した包丁はやっぱり切れ味が良い
包丁が届いてから魚を捌きたい欲が抑えきれなくて、すぐさま市場に向かいました(笑)
せっかくなので奮発して金目鯛を。
金目鯛は皮も厚いし捌きづらい身質なんですが、包丁の刃がスッと入っていきました。
やっぱり研ぎたては気持ちが良いですね。食材やまな板の食いつきが全然違う…。
久しぶりに新品の包丁を扱うような緊張感を味わいながら、楽しく捌かせていただきました(笑)
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