初心者が出刃包丁を購入するときに迷うのが材質選びです。
「鋼」の出刃包丁にするかか「ステンレス」の出刃包丁にするか…。これは誰もが通る道。
ここでは両者の特徴から、あなたが選ぶべき出刃包丁を紹介します。
出刃包丁は「鋼」と「ステンレス」どっちがおすすめ?
出刃包丁に使われる素材は主に「鋼」と「ステンレス」の2種類です。
おそらく初心者の方はなんとなく、
- 鋼・・・手入れが難しそう
- ステンレス・・・手入れが簡単そう
といったイメージを持っているんじゃないでしょうか?
三徳包丁や牛刀を選ぶときはこのイメージで選ぶのもさほど問題ないんですが、出刃包丁はちょっと違います。
初めに言っておくと、ズバリ初心者に選んでもらいたいのは鋼の出刃包丁です。
「鋼の包丁は錆びやすく手入れが面倒だからステンレスを購入しようかな…」とお考えの方はちょっとストップ。これから鋼の出刃包丁をおすすめする理由を話します。
切れ味が良い出刃包丁は鋼とステンレスのどっち?
「鋼の出刃包丁とステンレスの包丁はどっちが切れ味良いの?」
出刃包丁の購入を検討するあなたですから、結構料理が好きで包丁には「手入れのしやすさ」というよりも「切れ味」や「性能」を重視したいとお考えだと思います。
といっても単純にこの2つを比べただけでは、どちらの方が切れ味が良いとは言い切れません。
素材による切れ味の違いがあるのは事実ですが、これは些細なことで、実はそれよりも「研ぎやすさ」の方が重要なんです。
どれだけ高価な出刃包丁でも、1カ月も使っていたら分かりやすく切れ味が落ちます。これは鋼とステンレスどちらにも言えることです。
出刃包丁を購入した時点で、定期的に研ぐ必要があることは頭にいれておきましょう。
ちなみに、刃の材質ごとの特徴は下記の記事で詳しく紹介してます。
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鋼の出刃包丁はステンレスよりも研ぎやすい
となると、出刃包丁を選ぶポイントは研ぎやすさにあると…。
お察しの通り、鋼の出刃包丁の方がステンレスの出刃包丁よりも研ぎやすいということです。両者には圧倒的な差があります。
割と頻繁に研ぐ必要があるので、どれだけでも研ぎやすい出刃包丁を買っておいた方が良いでしょう。初心者こそです。
水に濡らしたまま放っておくとすぐに錆びてしまう鋼ですが、それ以上に研ぎやすさを優先しておいた方が後悔せず済むと思いますよ。
鋼の中でも研ぎやすい種類と研ぎにくい種類がある
さらに細かく言うと、同じ鋼の中にも研ぎやすい種類と研ぎにくい種類があります。
「白紙」「黄紙」「青紙」という種類に分けられるんですが、初心者は靭性と硬さのバランスが取れた「白紙2号」がおすすめ。
これに関しても別記事で詳しく解説しているので、興味があれば合わせてご覧ください。
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出刃包丁は刃こぼれするのが当たり前。研ぎやすい鋼を選ぼう
出刃包丁はどれだけ丁寧に扱っていて刃こぼれするのが当たり前。ですから、初心者が何よりも優先すべきなのは研ぎやすさです。
長く使いたいのであれば、なおさらステンレスよりも鋼の出刃包丁にしておくことをおすすめします。
初心者におすすめの鋼の出刃包丁
ちなみに僕が使っている出刃包丁がこちら。鋼の種類や金額から考えると初心者に最適の一本です。
砥石は有名な刃物メーカーである貝印の砥石セットがおすすめ。